• 仕事は幾つあってもいい!100年時代のビジネスライフ 7

仕事は幾つあってもいい!100年時代のビジネスライフ 7

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元IBM-VC日本代表 勝屋

外資系企業での輝かしいキャリアから一変。リストラを機に新たな自分を発掘、発信し続ける勝屋 久さん55才 ④

数えきれないプロジェクトや官民の役職を持つに至った現在、勝屋氏は自分のキャリア、その後のリストラという人生の大転換から得た「大きな気づき」を、得意のイラストや言葉におこして講演する機会も増えた。
講演冒頭でよく見せている「IBMで勤めていた頃の自分と現在の自分の比較写真」は、毎度会場の笑いを誘うほど顔つきが変わっている。

最近はLOVEコネクターという肩書きでセミナーや講演を請け負うようにした。
LOVEという言葉は、男女の間の話と捉えられがちだが、人が心とつながっているとき、純度がグッと上がる、その状態をLOVEと捉え、人の間に流れる心のやりとりはすべからくLOVEであることを訴えたいと思っている。
そうした本気の訴えは行政にも届き、総務省や地方自治体主催の講演でもLOVEコネクターと紹介され、自分の気づきを共有する話は大絶賛を得た。

またある日の講演では「自分の中の常識、正しさを疑え!」「世の中の常識、正しさも疑え!」と最初に訴えて、一人ひとりに変わるべき何かがあることを提起。
次に何故自分が本当にやりたいことを見つけられず、変われないかという理由のひとつを「やらないこと、変わらないことを正当化する思考」に囚われているのだと説く。

「人が本当の想いとつながり、純度がどんどん上がり、周りの人と共振しながら、まぶしいくらいに人が輝く場を創りたい!」
そのために必要なことは、一人ひとりが根を生やして立つ「自分軸」を持ち、他人・社会を表す「他人軸」に対して、いかに思い・手法・技術を活かせる生き方ができるかということ。
他人軸に翻弄されず、自分軸を育てながら社会と関わることで、自分を健全に燃焼でき、エネルギーを出せるという話に会場の共感が広がる。

元IBM-VC日本代表 勝屋

勝屋氏のセミナーや講演に来ている人々のほとんどが30代40代で、名刺交換会での彼らは新たな気づきと勇気を得て確かに輝いていた。
定年前後の50代、60代で次なる人生に思い悩み、或いは不安に駆られている世代にもぜひ聞いてもらいたい内容だった。
既成概念や組織に縛られることなく自分軸を確立し、幾つになっても感謝される仕事をする人になれるヒントが、勝屋氏の生き方にある。

(文 槇 徳子)

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槇 徳子(まき のりこ)プロフィール

1964年 名古屋市出まれ。
慶応義塾大学卒業後、名古屋のCBC(中部日本放送)、テレビ東京で合計20年局アナとして勤務。テレビ東京ではニュースモーニングサテライト、クロージングベルなど主に経済・金融情報番組に携わる。
2007年に円満退社の後2008年に株式会社エムシーストラテジーを立ち上げ、PRコンサルタント業に転身。マスコミに「もっと出るべき」経営者や研究者の活躍をサポート、これまで法人では延べ50社以上と契約、個人10人以上のメディアリレーションに携わる。
独立して10年の経験を活かして、人生100年時代に現役シニアを目指す人達の役に立ちたいと目下画策中。