Information of Ageless
Agelessとは
Beauty&Health
美容・健康

立ち姿はいつもきれいに。心身ともに美しくあり続ける。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

古くからある日本の伝統芸能の一つである、日本舞踊。
歌舞伎や狂言に比べ、習い事や趣味の一環として行う人が多くいるのが特徴である。
今回は三千つね会の主催であり、70歳にして、心身共にいつまでも美しくあり続ける坂東三千経さんにインタビューをさせていただいた。

日本的な美しさを作るインナーマッスル

「日本舞踊では静止する瞬間が多くあるが、あまり動いていないように見えて、実はかなりの筋肉を使っているんです。踊った後はすごく汗をかきます。ゆっくりとした動きであっても、身体を止めるためには普段使わない筋肉を使うんです。先生はすごい。」

三千つね会の会員の一人である川本さんは、坂東さんの稽古の様子を見ながらこのように話す。

20名ほどの会員を持つ三千つね会。
シニアといっても年に7、8回の舞台があるという。
坂東さんはこの20名の会員を一人で全員を教えているそうだ。

「西洋のものは伸びる文化であるのに対して、和のものは沈むことが多いので、膝と腸腰筋をすごく使います。」

日本舞踊で必須なのが着物。
着物の立ち姿を美しくするのに欠かせないのがインナーマッスルだという。

日本人が一度は憧れる着物。
坂東さんの着物姿とそのオーラには目を奪われる。
日本的な美しさや上品さ、奥ゆかしさが感じられるその凛とした立ち姿は、とても70歳とは思えない。
坂東さんが70歳を過ぎても美しさを保ち続けているのは、毎日のように稽古でこのインナーマッスルを鍛えているからなのかもしれない。

何でもない日常でも美しく

日本舞踊をしていて一番嬉しかった瞬間を坂東さんに尋ねてみた。

「踊りの中で手紙を書いたり、お酒を飲んだり、花を観たりする時。何でもない日常を品よく表すことができる瞬間。」

日本舞踊の踊りによって表現されるのは決して劇的な瞬間ばかりではない。
何でもない日常が、踊りの中の所作によってより美しく、印象的に描かれるのが日本舞踊の良さともいえるだろう。
日々の瞬間を切り取り、洗練された所作によってそこに喜びを感じることが出来るのが坂東さんならではの日本舞踊の楽しみ方なのだろう。

体操ではなくあくまで日舞を

「85歳まで教えさせていただきたい。」
坂東さんはこのように話す。

「私の家系は、父、母ともに長生きです。年を経ても歌舞伎を観たり、いろいろ勉強して日舞を続けていきたい。」
坂東さんは勉強も大変熱心だ。
年をとっても向上心を忘れず、日々稽古をして自らの芸と向き合っていくその姿には、我々が学ぶべきところが多くあるだろう。

「体操というより、あくまで日舞を続けていきたい。」
単なる運動としてではなく、あくまでひとつの芸として、それ自体を楽しみとして続ける坂東さん。
何かこだわりをもって好きなことを続けているからこそ、心身ともに美しく、若々しくあり続けることができるのかもしれない。

「主人は優しく、お弟子さんたちは皆いい人で言いたいことが言えるし、私は幸せ者です。」

このように話す坂東さん。
お弟子さんの一人である川本さんは先生のインタビューの際、先生の美しさに少しでも近づきたいと語ってくれた。
川本さんを始め、坂東さんに憧れ、この三千つね会に所属する会員は少なくない。

「趣味といってもそれにプラスアルファの努力をしないと舞台には上がれない。10年以上やっている人もいて、ある程度年数もかかる。皆、真剣な形でやっている。」

稽古は厳しく、それでいて多くのお弟子さんたちに慕われる坂東さん。
身体はあまり丈夫ではないというが、稽古をする様子は力強く、活き活きしている。

「悩みはあまりありません。主人は優しく、膝痛で薬を塗ってくれるし、肩をもんでくれるし、たまには着物を買うと言ってくれます。」

坂東さんは稽古場だけでなく、私生活にも悩みがないという。
このように話す口調には、人に対する優しさや温かさが滲み出ていた。

いつでも他者に優しく。年をとっても心身共に美しく。
多くの人から愛され、これからも、語ってくれた自身の目標のように、日本舞踊を続けてもらいたい。

  • Twitter
  • facebook
  • hatebu
  • google+
  • Twitter
  • facebook
  • hatebu
  • LINE
  • google+